墓苑・霊園選びのポイント!
いくら希望しても募集のない霊園・墓苑には入ることができません。そして募集があっても事実上、さまざまな事情で入れない霊園・墓苑も存在します。
アクセスや施設、土地の形状も意外に後々、大きな影響を残してしまうもの。墓苑・霊園を選ぶ上で大切なポイントをチェックしていきましょう。
抽選があるかどうか
民営霊園でも希望者が殺到して抽選となるケースはあるようですが、抽選と言えば通常は都営霊園の問題のひとつ。
都営霊園は埋葬方法を選べばリーズナブルですし、公園墓地などは桜の名所になっているほど環境が良かったり、アクセスが良かったりと魅力があるのはわかります。でも倍率が高い場合には現実的ではないと言わざるを得ないでしょう。
駅から近いかどうか
うちが民営霊園を最初に候補から排除した理由は「駅から遠いこと」。わたしが車の運転が負担になるタイプであることと、運転免許所持者が家族で自分しかいないことを考えると候補から外すしかありませんでした。
また、都営霊園では入口が駅に近くても、あまりにも広大な公園墓地であるため、お墓の位置によっては「駅からお墓までの距離がたいへん遠い」という悲劇も起こり得ます。友人の墓参に行ったとき、大体の位置は聞いてから出かけたにも拘わらず、なかなか見つけることができなくて、炎天下に延々と歩き回った苦い経験もあり、わが家では広大な都営霊園・公園墓地も候補から外すことにしました。
駐車場設備やバリアフリーなど
駐車場に関してはできればあったほうが便利でしょう。なぜならば、家族で墓参するとき、いまはいなくても、将来的に高齢者や赤ちゃんを連れて行く可能性は充分あるからです。
また、高齢者や赤ちゃん連れ(車いす・ベビーカー利用)を考えたとき、霊園・墓苑自体もバリアフリーになっているとありがたいでしょう。新しい寺院墓地や民営霊園はそのように設計されていることが多いです。
民営霊園も古いものは「ひな壇造成」になっていたりしますから、注意が必要です。階段や斜面を登らなければならないところは避けましょう。都営霊園も青山霊園や、高低差100mの丘陵地にある八王子霊園はなど、アップダウンのはげしいところがあります。
まとめ
わたし個人としては都心に近い寺院墓地や、23区内にある民営霊園がおすすめです。墓参を考えるとアクセスというのは最優先されるべきポイントでもあるからです。
「アクセスの良い霊園・墓地は高い」と、むかしの印象から思われがちなものですが、現在は多様なお墓のタイプが用意されており、リーズナブルなお墓も増えてきています。抽選がないことや費用面、設備も充実している点から見ても魅力的です。