理想の墓石を選ぶ!どんなデザインがある?墓石に適した石とは?
墓石を購入するときに知っておきたいのがデザインや素材です。いくつかのものが用意されていて、それぞれ費用や仕様などが違っています。ここでは墓石の選び方や、デザインなどをまとめて紹介するので知っておきましょう。
代表的な墓石の素材を知っておこう
販売されている墓石には灰色のものがあります。これは最もスタンダードなもので全国的にデザインが統一されています。石の素材も非常に多く選びやすい商品なので、どれを選択したらいいのかわからない人におすすめです。全体的に落ち着いたデザインになっているので癖がなくお墓の景観とマッチしやすいです。
他にも岡崎御影というものが用意されています。愛知県岡崎市の箱柳町で採掘される白雲母黒雲母花崗岩を使用したお墓です。こちらは白雲母を含んでいる希少な石として知られているもので高級感があります。お墓の色はグレーや白色で灯籠などにも採用されています。本体に無数に含んでいる白雲母は、光が当たるときれいに輝くので見た目も美しく芸術的です。
小松石は神奈川県の真鶴でしか採掘できない希少価値の高い石です。気品漂う見た目と色合いが特徴的なもので日本の風土に調和します。ちなみに小松石は小松山で採掘できるものなので名前が付けられました。主に建築土木や造園用の素材としても活用されているもので親しみがあります。
黒色もじわじわと人気が出てきている
黒色は見た目が真っ黒な石でかつては縁起の悪いものとして扱われていました。近年はじわじわと人気が出てきていて、お墓に使用する人も多いです。見た目は黒く光沢のある石なので高級感と高貴な雰囲気を醸し出します。また水を吸収しにくいといった特性を持っています。
ちなみに黒色は墓石の中でも特に使用されているものがあるので覚えておきましょう。ファイングレーはスウェーデン産の黒石で、日本のものとはちょっと違います。どのような部分が違うのかというと、きめ細かい雲母が散りばめられている商品です。真っ黒というわけではなくグレーがかったもので落ち着いた雰囲気があります。
本体は硬度もあり吸収率も低いことから耐久性が高いので末永く利用できるのがメリットです。強度もある素材だけに光沢を出すのは一苦労します。ただ一度きれいに磨くと艶を長期間長持ちすることができるといったメリットもあります。総合的に見るときれいな状態を長く保てる素材なので、墓石にマッチするでしょう。
日本産の黒色には福島産の浮金石というものがあって、国産商品の中でも高級品です。硬質もあり吸収性も低いといった特性を持っているのでファイングレー同様に長くきれいな状態を保てます。
浮金石は黒い石に金の斑点が散りばめられている高級感のある素材です。加工をしやすいといったメリットもあるのでさまざまなデザインの墓石に活用できます。採掘量は年々減少している傾向にある素材なので希少価値も高いです。また浮金石は根強い人気のある墓石なので、多くの商品が販売されています。そのため複数のデザインからお墓を選びやすく、欲しい形状の墓石を探しやすいのがメリットです。
ちなみに黒色はインドのものを使用した墓石も販売されています。どこで作られたものなのかによって、値段がかなり違うので注意しておきましょう。例えば同じインドで作られたものでも若干値段は変動します。
オーダーメイドで作ってもらうことも可能
墓石店に行けばお墓は購入できますが、どれも既製品ばかりです。他にはない完全オリジナルのお墓を作ってもらいたいならオーダーメイドを利用するのもおすすめです。オーダーメイドはお墓のデザインそのものを自分ですることができます。
例えば猫の形状をしたものから、車の形状をしたものまで自由に作ってもらうことが可能です。自分の趣味を活かしたお墓を作ってもらうこともできるので活用してみましょう。霊園などに行けばオリジナルのお墓がたくさん並んでいます。オルガン型やストレートタイプなどがあるので、参考にしてみるのもおすすめです。
オーダーメイドは既製品だと種類が多く選びにくいといった人にも向いています。注意点として完全オリジナルのお墓を作るので、料金が固定されてないことを理解しておきましょう。オーダー内容により価格は変動します。形の複雑なものを依頼するとその分費用も高くなってしまうので計画的に利用をしないといけません。
素材は自由に選択することができるので、こだわりのある人におすすめです。参考までに既製品だと高さが低めでモダンデザインのものが人気です。また和型と洋型というものが用意されていて、それぞれ霊園によってデザインの採用比率が違います。主にガーデニング霊園では洋型のものが多いです。
お墓を作るときにはいくつかの素材を選択することができます。オーソドックスなものから黒色などもあるのでバリエーションは豊富です。黒色は縁起の悪いものとして知られていましたが、近年はお墓に採用されることが多くなりました。硬度も高く水を吸収しにくいのでお墓を作るときに適した素材です。
デザインに関しては洋型と和型があって、他にオーダーメイドも利用できます。オーダーメイドならお墓の形状を自由に調整できるのでおすすめです。